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歯科治療最前線 インプラント・歯科矯正

2008/11/8掲載
 
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歯を失っても治療をあきらめないで
 
フロンティア歯科医院
高橋伸児氏
かみ心地が自分の歯に近いとされるインプラント治療。しかし、手術時や術後の痛み、はれに不安を持つ方も多いようです。何本も歯が抜けた場合のインプラントや、短期間での歯科矯正について聞きました。

 ■歯を何本も失っている場合、インプラントは難しいのですか?
 抜けた歯の数に関係なく可能です。例えば、「インプラントしたい部分の骨がやせて足りない」とあきらめていた方も、骨移植をすればできます。歯は全身の健康状態に深くかかわっており、抜けた歯を放置しておくと、かむ力や飲み込む機能の低下、発音の悪化、虫歯や歯周病、口臭の原因にもなります。また、筋肉のバランスが崩れて顎(がく)関節症になる場合もあります。

 ■インプラント手術は痛みやはれが心配という声を聞きますが。
 従来は歯ぐきを大きく切開、剥離(はくり)して骨の状態を確認する必要があり、縫合に時間を要し痛みやはれもありました。しかし、IGI(画像誘導型インプラント手術)治療では、歯科用CTで口腔内を撮影しあごの骨や神経の位置を事前に把握するので、切開、剥離せずに手術ができ、手術時間の短縮や術後のはれ・痛みが軽減できます。一度に何本もインプラントする場合、より適した方法といえます。

 ■歯科矯正も手術でできるとか。
 上の歯やあごが出ている、笑うと歯ぐきが露出するなどのケースは、通常の矯正治療だけだと3〜5年を要します。外科手術を併用すると(成人のみ)、個人差はありますが早ければ3カ月、術前術後矯正が必要な場合でも1年ほどで治療できます。術後の食事制限もなく、「短期集中で治したい」「休暇を取らず日帰り手術で」という方に向いています。



 
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