くまにち メディカルインタビュー
   HOME > 歯科 インタビュー一覧> 歯科 最前線
 
歯科治療最前線 口腔ケア −その5 壮年期−

2008/9/20掲載
 
MENU
美容整形
美容皮膚
ダイエット
内科
心療内科
歯科
皮膚科
婦人科
肛門科
がん治療科
小児科
眼科
整形外科
耳鼻咽喉科
神経内科
泌尿器科
放射線科
循環器内科
医療福祉
消化器外科
形成外科
味覚障害
免疫治療
血管外科
精神科
老年期を迎える前に早めのケアを
 
新地ハロー歯科診療所院長
長 也寸志氏
40〜50歳代といえば、いろいろな老化現象が出始める時期ですが、お口の中についてはどうなのでしょうか。この時期の歯の健康について聞きました。

 ■お口の健康上、40歳代というのはどんな時期ですか?
 40歳というと、老眼や白髪など体の機能的な低下が表れる時期です。しかし、お口の中はそれよりも早く老化現象が出始めています。それをそのままにしておくのか、ちゃんとケアしていくのかによって、その後の歯の健康が大きく左右されます。

 ■具体的にはどういう症状が多いのですか?
 新たに虫歯になるというよりは、若いころに治療して歯に詰めたり被せたりしていたものが取れたり、それをそのままにして悪化したりというケースが多いですね。歯科医はなるべく悪くならないように歯の治療をしますが、残念ながら永久的なものではありません。20歳代に治療をした場合、10〜15年後には自分の歯は確実にすり減っていますが、被せている人工物はそのままです。すると、かみ合わせがアンバランスになり、その歯はもちろん、健康な歯にまで影響を及ぼすことも少なくありません。

 ■一度治療をすれば、もう大丈夫だと思いがちですが。
 例えば車を買ったら、タイヤやオイルを交換したり、定期検査でちゃんとメンテナンスを行いますが、歯についても同じことが言えます。過去に治療したといっても、若いころと比べれば姿勢も違えば、筋肉のつき方、力も違います。老年期にできるだけお口の健康を保てるよう、この40〜50歳代の壮年期の年代こそ、一度総チェックされることをおすすめします。



 
無断転載は禁じます。
掲載の記事、写真等の著作権は熊本日日新聞社または、各情報提供者にあります。
Copyright Kumamoto Nichinichi Shimbun
  (c) 熊本日日新聞社 〒860-8506 熊本市中央区世安1-5-1
くまにち.com トップページへ