くまにち メディカルインタビュー
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歯科治療最前線 歯周病

2008/8/30掲載
 
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定期的なメンテナンスと早期治療を
 
川口歯科医院 院長
川口 孝氏
気になるお口のニオイ。原因の一つとされる歯周病は、ニオイだけでなく歯を失う危険性もあります。しかも発症の確率は成人以降年々高くなるそう。原因や予防法について聞きました。

 ■歯周病で歯を失う人が多いそうですね。
 歯周病とは、細菌によって歯ぐきや骨など歯の周りの組織が破壊される病気です。日本人が歯を失う原因の半分は歯周病と言われています。また最近では、心臓病や糖尿病などの病気の引き金にもなることが指摘されているので、注意が必要です。主な症状としては、歯ぐきからの出血、歯がしみる、歯が浮いたような感じがする─などが挙げられます。自覚症状がないまま、口臭を周りの人から指摘されて初めて来院される方もいらっしゃいます。これらの症状を我慢したり放置したりすると、治療期間や回数が長引いたり、やがては歯を失ったりする場合があります。

 ■歯周病にならないためには、どのような注意が必要ですか。
 歯周病は、早期発見・早期治療が大切だということを知っていただきたいですね。まずは、歯周病にならないような生活習慣を身につけることが大事です。基本はブラッシング。自分ではちゃんとできていると思っても、実は正しく磨けていないということが多いんですよ。さらに、かかりつけの歯科医院で定期的なメンテナンスを行うことが、予防だけでなく自分の歯を長持ちさせることにもつながります。最近は健康志向が高く、1〜3カ月に一度、検診を受ける方も増えています。特にタバコを吸う方は、歯周病が進行しやすくなりますので、本数を減らしたり、入念なケアが必要です。



 
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