くまにち メディカルインタビュー
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歯科最前線 インプラント治療

2005/4/30掲載
 
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「部分入れ歯の安定装置」
 
添島歯科医院副院長
坂口 倫章氏
厚生労働省指定臨床研修指導医
日本歯周病学会認定歯周病専門医
インプラントは安定性があるので、硬いものが噛めないなどの入れ歯特有の悩みも軽減しますが、経済面や体力面などで難しいことも…。部分入れ歯を安定させる、補助的な役目のインプラントについて聞きました。

 ■部分入れ歯が不安定だと悩まれる方が多いとか。
 「入れ歯が動く」「固い物が噛めない」「歯茎が痛い」などで相談される方が多いですね。不安定な入れ歯を使用していると噛む力もかなり弱く、健康な天然の歯の噛む力が約30kgwあるのに対し部分入れ歯だと3〜10kgw程度です。また、入れ歯が合わないと徐々に歯茎が痩せてしまったり、入れ歯のバネをかける歯に負担がかかり健康な歯までも痛めてしまうこともあります。

 ■何かいい治療法はありませんか。
 インプラントならば噛む力も天然の歯と同じくらいになりますので、硬い物も自由に食べることができます。但し、全部の歯に多数のインプラントを入れるには骨量が足りないなど解剖学的にできなかったり、体力的な問題のほか経済的にも負担がかかります。その場合、少数のインプラントを部分入れ歯の補助的な役目で使用することをお勧めします。1、2本のインプラント体を埋め込み入れ歯を安定させる方法です。バネをかける歯の負担も軽減でき、さらには噛む力も20sw前後となるため、ある程度硬い物も噛めるようになります。また、入れ歯が安定して歯茎の痛みもなくなります。そのため、患者さんの満足度は高い方が多いようですね。場合によっては現在お使いの入れ歯をそのまま使用できます。



 
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