くまにち メディカルインタビュー
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美容整形最前線 ワキガ・多汗症・黄ばみ

2008/8/2掲載
 
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夏に悩める汗や臭いを抑える治療
 
共立美容外科熊本院長
山田 雅明氏
毎日、猛暑が続きますね。汗をかくので、臭いや汗じみ、黄ばみに困っている人も多いのでは? ワキガ・多汗症・黄ばみの治療について聞きました。

 ■ワキガの臭いが気になる場合、クリニックではどのような対処をされるのでしょうか。
 まず、ワキガに悩んで来院された場合、ワキガ臭がどの程度かを診断します。だいたい3通りにわけられ、明らかにわかるほどワキガ臭のひどいケース、大量に汗をかいたときや汗をかきやすい時期だけ臭うケース、ほとんど臭わないのに本人がワキガだと思い込んでいるケースがあります。臭いや下着の黄ばみが気になる場合は汗腺を取り除くローラークランプ法の手術を行い、汗のみが気になる場合は注入法でケアします。また、ワキガではないのに自分の臭いに過敏になっている場合は、カウンセリングで手術の必要がないことを納得できるまできちんと説明しています。

 ■手術の詳細を教えて下さい。
 臭いや黄ばみの原因であるアポクリン腺、皮脂腺、エクリン腺を取り除く手術を行います。ワキ下の切開は2?程度で、挿入口に保護器具を被せますので傷跡は殆ど目立ちにくくなります。毛根組織にも達するため脱毛効果もあります。手術は20〜30分で終了し入院は不要です。

 ■もう一方の注入法はどのような効果があるのですか。
 末梢神経からの命令を汗腺に伝わりにくくする、ボトックスという薬品を使用します。ワキに数カ所注入することで、約半年〜1年程度、一時的に汗腺の活動を制限するのです。永久的な効果は得られませんが、汗をかきやすい夏だけ計画的に注入する方もいらっしゃいます。臭いや汗は、精神にも苦痛をもたらすデリケートな問題です。悩んでいる方はまず、医師によるカウンセリングを受けてみるとよいでしょう。



 
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