くまにち メディカルインタビュー
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美容皮膚最前線 シミ・くすみ

2008/7/19掲載
 
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顔全体のシミをケアし、くすみもクリアに
 
熊本アールスキンケアクリニック総院長
三原 栄作氏
医学博士
海へ、山へと出かける機会が増える季節です。そこで気をつけたいのが紫外線による肌トラブル。シミやくすみの治療について伺いました。

 ■紫外線が気になる季節ですが、日常生活での注意点はありますか。
 紫外線は1年中降りそそいでいますが、5〜8月くらいは特に多くなります。紫外線を浴びると、表皮の一番下にあるメラノサイトという色素細胞が活性化し、メラニン色素を作り出します。通常は新陳代謝でアカとなって皮膚表面から排出されますが、代謝リズムが崩れてメラニンがそのまま戻らなくなると沈着してシミとなります。予防としては紫外線を浴びないことですが、日常生活において紫外線を受けないことはありません。長袖の着用、日傘や日焼け止めクリームの使用で、肌を過度の紫外線から守ることが大切です。

 ■できてしまったシミにはどのような治療がありますか。
 IPL(光エネルギー)とRF(高周波)を組み合わせた治療を行います。シミ一つ一つをピンポイントで取り除くのではなく、顔全体のシミやくすみに対応できる治療です。痛みも少なく、すぐに日常生活に戻れます。さらに、さまざまな波長が入っているため、赤ら顔や美白、産毛の脱毛も期待できます。ただ、ホルモンバランスの崩れなどから発症する肝斑というシミには、この方法は逆効果になってしまいます。

 ■肝斑の場合はどのような治療をするのですか。
 ビタミンCとトランサミンの内服に加え、特殊なレーザーピーリングを行います。この方法はシミを薄くするほか、毛穴が引き締まり、美白やハリが出てくるといった相乗効果もみられます。繰り返し紫外線を浴びているとシミはできやすくなります。早めのお手入れが重要です。



 
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