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歯科最前線 入れ歯の話?

2005/5/14掲載
 
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「機能を実感して歯の大切さを知る」
 
スガ歯科医院院長
菅 健一氏
自分の歯が揃っている人にとって、食事をすることは不自由なことでもなく、難しいことでもありません。しかし、歯を失った方の多くは「できることなら歯があったあの頃に戻りたい…」と言われるそうです。歯を失って初めて気づく、歯の大切さ。入れ歯の話について聞きました。

 ■私たちが考える以上に歯は大切なのだとか。
 歯の機能を実感するには、上下の歯の間に指を挟んで、そのままゴックンしてみてください。どうです、飲み込めましたか。指を挟んだままだと、飲み込むのがとても大変なことが分かるでしょう。指にも歯形がついて痛いでしょう。ものを食べたりつばを飲み込んだりする度に、こういう嚥下(飲み込み)運動が行われています。歯と歯がうまくかみ合うことで、食事もスムーズにできるのです。したがって、歯がないと食べることも飲み込むこともかなり困難さをともなうものです。その不自由さは、経験してみないとまったく分からないのです。

 ■本当に困難なのですね。
 実際に、これを経験してしまうと、食べることに対する諦めの気持ちが湧いたり、生きることへの意欲がなくなることすらあります。寝たきりになられてこういう思いをされている方も少なくありません。このように大切な歯ですが、私たちは水や空気のように、普段その有り難さを意識していません。歯を抜いたまま放置しないで、元気に歩けて活動できるうちに、入れ歯を根気よく合わせておくことが大切です。



 
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