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産科・婦人科最前線 不妊症治療

2008/7/5掲載
 
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クラミジア感染が不妊症の原因にも!
 
ソフィアレディースクリニック水道町
岩政 仁氏
熊本大学医学部大学院博士課程卒
日本産科婦人科学会専門医
日本生殖医学会生殖医療指導医
若い女性の感染率が高いとされるクラミジア。感染して放置しておくと、卵管機能が低下し不妊の原因になりやすいそうです。詳細と予防について聞きました。

 ■クラミジア感染症とは?
 クラミジアは性行為感染症の一つで、全国の罹患(りかん)者は推定百万人。性行為感染症には淋病や梅毒など50種以上がありますが、クラミジアに感染している人が圧倒的に多く、そのうち女性は男性の5倍、20代前半の女性になると、およそ15人に1人が感染していると報告されています。

 ■クラミジア感染症にかかると不妊症になりやすいのですか?
 クラミジアに感染したまま放置すると、8〜40%は骨盤内の炎症が進み、うち約20%が不妊症になるといわれています。卵管異常が原因で不妊症治療を受けられる人の中には感染の既往が証明されている人も多く、クラミジア感染症が不妊症につながる危険性は、極めて高いといえます。

 ■クラミジア感染を防ぐには?
 クラミジアに感染した異性との、1回のセックスで感染する確率はおよそ50%といわれています。「感染の可能性が高い」と心当たりがある人は、早めの検査と治療をおすすめします。クラミジアは感染しても自覚症状がほとんどないのが特徴です。女性の方には特に、自分の体を大切にするという意識を高めていただきたいですね。詳しくは専門医にご相談ください。 ■不妊症治療教室 7月13日(日)午後1時から開催。参加費無料。詳細は【電話】096(322)2996へ



 
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