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歯科治療最前線 噛み合わせ

2008/5/17掲載
 
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症状が出る前に、まずは定期検診を!
 
リコデンタルクリニック院長
神ア 理子氏
日本人の残存歯率は40歳代から下がってくると言われています。歯を失う原因の一つ“噛(か)み合わせ”について聞きました。

 ■40代から歯を失う人が増えるというのは本当ですか?
 そうですね。日本人が40歳から60歳までに歯を喪失する原因には、大きく分けて2つあります。まず1つは虫歯や歯周病などの細菌感染によるもの、そして2つめが噛み合わせの不調和によるものです。

 ■噛み合わせが歯の喪失に影響するのですね。
 噛み合わせが悪く、噛む力が特定の歯に集中してしまうと、歯を支えている歯周組織に過度の負担がかかってしまいます。結果として、歯周組織を徐々に失う歯槽膿漏(しそうのうろう)にかかり、歯が抜けてしまうのです。40代以上になると、骨密度の疎化が顕著になり、その状態で過度の噛む力を与えてしまうと、歯槽骨の破壊を招くことになります。噛み合わせからくる歯槽膿漏の恐さは、1本の歯を失うことで周囲の歯にその分の負担が加わり、連鎖的に次々と歯を失ってしまいかねないということです。

 ■噛み合わせによる歯の不調を予防する方法はありますか?
 若いうちは平気でも、年齢とともに症状が出てくるなど、日常のケアだけでは十分な予防がしにくいというのが現状です。また、すでに歯に痛みや違和感がある場合は、症状がかなり進行していることも考えられます。まずは、定期的な噛み合わせのチェックや歯科検診を受けることが大切でしょう。不明な点はお気軽に専門医におたずねください。



 
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