くまにち メディカルインタビュー
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肥満治療最前線 正しいダイエット

2008/4/19掲載
 
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無理な減量は空腹ストレスを招く!
 
堤整形外科クリニック院長
堤 隆治氏
4月から健診制度が変わり、ダイエットを意識し始めた人も多いようです。肥満に関係するというホルモン「レプチン」について聞きました。

 ■急激に痩(や)せるとリバウンドも大きいと聞きますが、本当でしょうか?
 最近の研究で、急に痩せたときにはストレスが大きくて、リバウンドしやすいということが分かってきました。食欲をコントロールしているホルモンの中に、レプチンというものがあります。レプチンは、体の内臓脂肪組織において余剰エネルギーが脂肪として蓄積される際に分泌され、脳下垂体の視床下部にある満腹中枢に「もう食べなくてよいですよ」という指令を与えます。急激に痩せて、内臓脂肪細胞に蓄積された脂肪が一気に減ると、レプチンの分泌も減り、いくら食べても満足できず、飢餓感が強くなり、空腹のストレスが大きくなるのです。ゆっくり痩せた場合は、このレプチンの減少も少ないので、空腹のストレスがあまり感じられません。

 ■空腹のストレスはリバウンドにつながりやすいのですね。
 そうです。1カ月に3s以上減量をした人は、この空腹のストレスの経験があるかもしれません。また、そのような無理な体重減少をすれば、脂肪だけでなく筋肉や骨、内臓も痩せ細ってしまいます。余計な脂肪だけ確実に減らすためには、1カ月に1s減程度の正しい目標を設定し、食生活を楽しみながら健康的なダイエットに取り組みましょう。 ■公開講座/肥満治療セミナー 演題「ダイエットの科学」 日時/4月25日(金)19時〜20時半 会場/鶴屋東館10階パレアホール 参加費無料(要予約) 詳細は【電話】096(361)1881へ



 
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