くまにち メディカルインタビュー
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美容整形最前線 皮膚再生療法(自己多血小板療法)

2008/4/12掲載
 
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シワ、たるみ、ニキビ跡、くま、シミの改善
 
共立美容外科熊本院長
山田 雅明氏
最近、世界中で研究成果が期待されている再生医療。実は身近な美肌にも応用されています。異物を使わず、自分の血小板と白血球を利用するW‐PRP(自己白血球含有多血小板血漿)皮膚再生療法について聞きました。

 ■W‐PRP皮膚再生療法とは、どんな治療法ですか。
 W‐PRP療法とは、自分の血小板と白血球を濃縮して肌に注入する方法で、ヒトが本来持っている自然治癒力や組織再生力に着目した治療法です。自身の血液を精製して用いるため、感染の危険性や副作用などの心配がほとんどないとされています。

 ■なぜ肌が再生するのですか?
 同じく再生医療の一つであるACR(自己多血小板血漿注入)療法が、歯科や整形外科などで導入されていましたが、血小板に加え白血球も利用することで、さらに自己再生力が上がるとわかってきました。血小板と白血球には体にできた傷を治す働きがあり、細胞を活性化させ皮膚の再生を促します。このため、シワ、たるみ、ニキビ跡、くま、シミなどの部分に注入すると皮膚細胞の修復作用が起こり、肌が生まれ変わったような感じになります。

 ■治療と注意点を教えてください。
 最初に患者さん自身の血液を16tほど採取し、遠心分離器にかけて血小板と白血球のみを抽出します。それを、シワ、シミなどの部分に注射器で注入して終了です。採血から注入まで約30分で、メークは直後からできます。治療当日は激しい運動や飲酒、マッサージなどの刺激は控えてください。注入後に多少、腫れますが2日ほどで落ち着きます。その後2週間から3カ月にかけて皮膚の修復が起こり、自然なハリのあるみずみずしい肌が期待できます。



 
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