くまにち メディカルインタビュー
   HOME > 皮膚科 インタビュー一覧> 皮膚科 最前線
 
皮膚科最前線 シミ、イボ、ホクロ治療

2008/4/12掲載
 
MENU
美容整形
美容皮膚
ダイエット
内科
心療内科
歯科
皮膚科
婦人科
肛門科
がん治療科
小児科
眼科
整形外科
耳鼻咽喉科
神経内科
泌尿器科
放射線科
循環器内科
医療福祉
消化器外科
形成外科
味覚障害
免疫治療
血管外科
精神科
加齢によるシミ、イボ、ホクロの取り方
 
駕町 太田皮ふ科 院長
太田 浩平氏
皮膚科学会認定皮膚科専門医。
1964年生まれ。筑波大学卒。九州大学皮膚科入局。九州大学大学院を経て、新日鉄八幡病院皮膚科部長。99年に父の診療所(保田窪)を継承。2002年に日赤通りに移転。
加齢とともに現れてくるシミやイボ、ホクロ。徐々に盛り上がったり、色が濃くなったりすることがあるそうです。シミ、イボ、ホクロの治療について聞きました。

 ■シミ、イボ、ホクロなどの治療で注意することがあるそうですが。
 一番大切なのは、悪性腫瘍を単なるシミやホクロとして見逃さないことです。最初の診察で医師が入念に観察し、医学的なはっきりした診断をしておくことが大事です。その段階で少しでも悪性の疑いがあれば、一部組織検査をして良性・悪性を明らかにする必要があります。

 ■良性の場合の、顔にできたイボの治療を教えてください。
 顔のイボが隆起しているときは、炭酸ガスまたは短パルスレーザーでイボを蒸散させる方法があります。小さいイボの場合は麻酔なしでも可能で、どちらの治療も保険適用になります。

 ■良性のシミやホクロのレーザー治療について教えてください。
 シミやホクロにレーザーを照射すると、その部分だけかさぶたになり、5日ほどで脱落します。扁平母斑、太田母斑、外傷性色素沈着症などに対するレーザー治療は、保険が適用されます。最近では、男性でもシミやイボ、ホクロの治療を希望される人が増えていて、美容目的の場合は自費診療になります。

 ■シミにレーザー治療以外の方法はありますか?
 シミが薄くなる成分を含んだ外用剤が開発され、3カ月ほどの使用で徐々に効果が表れるようです。レーザーを照射すると悪化する肝斑(かんぱん)という疾患にも有効とされるので、医師に相談されてみてはいかがでしょう。



 
無断転載は禁じます。
掲載の記事、写真等の著作権は熊本日日新聞社または、各情報提供者にあります。
Copyright Kumamoto Nichinichi Shimbun
  (c) 熊本日日新聞社 〒860-8506 熊本市中央区世安1-5-1
くまにち.com トップページへ