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歯科治療最前線 ノンクラスプデンチャー

2008/3/22掲載
 
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口元の美しさにこだわる方に
 
川口歯科医院 院長
川口 孝氏
歯が抜けて不自由なのに、ついつい歯医者さんへ行くのをためらうことってありますよね。そんな方にも受け入れやすい治療法ができたとか。ノンクラスプデンチャー(留め金のない入れ歯)についてお聞きしました。

 ■新素材の義歯があるそうですね。
 はい。ノンクラスプデンチャーは従来の部分入れ歯とは違い、金属の留め金が表側に出ることがなく、装着感も改善された入れ歯です。前歯の白い部分を邪魔したり隠したりしないので、見た目がスッキリするのが特徴です。

 ■作製するときに特別な処置が必要ですか?
 抜歯しなければいけない歯がなければ、手術などは特に必要ありません。また、たくさん歯を削ることもないので、麻酔も不要です。歯科治療に恐怖感を持たれている方や、できるだけ外科処置を避けたい方も安心して治療を受けることができます。3〜4回の通院で完成しますので、「手術までは…」と迷われていた高齢の方も満足される場合が多いようです。自費診療ですが、インプラント治療より安価なのもメリットです。

 ■留め金がない入れ歯だと、すぐに外れたりしませんか?
 大丈夫です。新素材の樹脂が、自分の歯を適度な弾力でホールドします。むしろ、着けているのを忘れるほど装着感はいいんですよ。装着後は数回の微調整を行います。その後、3カ月ごとにメンテナンスを行い、かみ合わせの調整と、歯と歯ぐきのプロフェッショナルケアを行います。何より、手術をしないで口元を美しく整えられるのが、大きなメリットと言えるでしょう。



 
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