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皮膚科最前線 ニキビ治療

2008/3/15掲載
 
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ニキビとニキビ跡の治療
 
駕町 太田皮ふ科 院長
太田 浩平氏
皮膚科学会認定皮膚科専門医。
1964年生まれ。筑波大学卒。九州大学皮膚科入局。九州大学大学院を経て、新日鉄八幡病院皮膚科部長。99年に父の診療所(保田窪)を継承。2002年に日赤通りに移転。
十代のころに悩まされがちなニキビ。大人になってからもストレスや食生活の乱れ、生理前などの体調によって現れることがあります。

 ■健康保険が適用されるニキビ治療はありますか?
 漢方薬を中心とした処方があります。十代によく見られる化膿したニキビには十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)がよく用いられます。二十代以降の女性で、生理前にあごの周りなどに出現する、いわゆる大人のニキビには、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)を配合した漢方薬に効果がみられるようです。

 ■保険外ではどんな治療法が?
 レーザー照射やピーリング、ビタミンAの塗り薬、プラセンタ注射などで、ほかに自宅でできるケアもあります。

 ■ニキビのタイプで治療も異なるそうですが。
 赤いニキビには色素レーザーを照射する方法があります。皮膚の表面を傷つけず、赤みのあるニキビやニキビ跡に作用します。その理由は赤みの原因であるヘモグロビンに対しレーザーが反応する性質があるからです。また、表面が固いニキビにはサリチル酸を使ったピーリングがあります。これは医師しか行えない治療で、皮膚の角質層と毛穴の内部の両方をピーリングできます。

 ■自宅でケアする方法は?
 医師が処方できるビタミンAクリームがあり、これには毛穴の余分な角質をはがし、皮脂のつまりを取る作用があります。

 ■早く治すために一度に施術したりできますか?
 同じ疾患に対して保険診療と保険外診療を同時に行うことは法令により禁止されています。詳しくは医師にご相談ください。



 
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