くまにち メディカルインタビュー
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歯科最前線 ホワイトニング

2005/7/23掲載
 
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「清潔感のある白い歯に」
 
平成歯科クリニック院長
尾崎 元則氏
夏休みに、審美を目的に歯科医院に通院する方が増えているそうです。その中でも、希望が多いのがホワイトニングなのだそう。白く輝く歯には、憧れますものね。歯が変色するのには様々な原因があるようです。その原因と、削ったり被せたりせずに歯を白くするホワイトニングについて聞きました。

 ■歯の色が変色する原因を教えてください。
 歯の色が変色する原因には、まず第一に歯の表面の汚れがあります。茶渋やタバコのヤニ、コーヒー、赤ワインなどの着色性の強いものなどが歯の表面に付着している場合です。また、加齢により黄褐色が強くなったり、髪の毛や肌の色のように遺伝の場合もあります。それ以外に、歯が病気や外傷、薬剤の副作用によって変色することもあります。

 ■ホワイトニング効果のある歯磨き剤で白くなりますか。
 ホワイトニング歯磨き剤は、ホワイトニングで白くなった歯の維持には役立ちますが“白くする”という効果はあまり期待できません。また、研磨剤や漂白剤が入っているので着色を取り除くだけでなく、歯の表面を傷つけてしまうこともあります。

 ■それでは、歯科医によるホワイトニングについて教えてください。
 歯のホワイトニングには2種類あり、ご自宅でできる「ホームホワイトニング」と、通院していただく「オフィスホワイトニング」があります。まず、ホームホワイトニングは、一人ひとりの歯型に合わせて作られた、マウスピーストレーにホワイトニングジェルを入れ、1日2時間ほど装着。これを2〜4週間程度続け、歯を白くしていきます。また、オフィスホワイトニングは、歯磨きで歯の表面の汚れを取り除いた後、ホワイトニング剤を歯の表面に塗り、30〜45分間光を照らします。その後、歯の表面を磨いたら終了です。施術時間は1時間程度で済みますし、痛みもほとんどありません。

 ■どの程度まで、歯を白くすることができますか。
 歯の白さは、施術前のカウンセリングで決めます。患者さんの希望に添えるよう決めていますが、極端に白すぎる歯は、歯だけが目立ってしまい不自然です。一人ひとりの肌や髪の色に合った自然な白さが重要ではないでしょうか。また、効果が持続する期間には、飲食習慣や歯の構造によって個人差があります。さらに、より長く白さを持続するためには、定期的な口腔内のクリーニングとホワイトニングが必要です。ホワイトニングだけでなく、一生を自分の歯で食べていくには、定期的な歯科検診が必要です。



 
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