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美容整形最前線 W‐PRP皮膚再生療法

2008/3/8掲載
 
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自分の血小板と白血球で肌を再生
 
共立美容外科熊本院長
山田 雅明氏
今、血小板注入による肌再生療法が行われていますが、さらに白血球を含有させた方法があるそうです。自分自身の成分を利用することで副作用やアレルギーの心配が少ないという、肌再生療法について伺いました。

 ■W‐PRP皮膚再生療法について教えて下さい。
 W‐PRP(自己白血球含有多血小板血漿)皮膚再生療法は、患者さん自身の血小板と白血球を採取し、それを目元のちりめんジワやくま、口元のシワ、ほうれい線、額の横ジワ、ニキビ痕などの気になる部分に注入する方法です。

 ■血小板と白血球にどのような効果があるのでしょうか。
 元来、血小板と白血球には、成長因子という成分が含まれており、傷を治す働きをします。これにより細胞が活性化し、体内の壊れた血管や細胞を修復させ、皮膚の再生を促すのです。ご自身の血液を利用しますので、医薬品による副作用やアレルギーの心配はほとんどありません。

 ■ACR(自己多血小板血漿注入)療法との違いはありますか。
 双方とも自己血小板を利用した再生医療のため、基本的には同じですが、白血球を含有することで自然治癒力や組織再生力が高まることがわかっています。

 ■治療の流れを教えて下さい。
 まずはご本人の血液を16t程度採取し、遠心分離器にかけて血小板と白血球のみを抽出します。それを気になる部分に注射器で注入して終了です。採血から注入まで30分程度。メイクは直後から可能です。注入後は多少腫れますが、2日ほどで落ち着きます。その後は2週間から3カ月をかけて皮膚の修復が起こります。コラーゲンが生成されるため、自然なハリのある肌が期待できます。



 
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