くまにち メディカルインタビュー
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泌尿器科最前線 過活動膀胱

2008/2/23掲載
 
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症状改善して生き生きした暮らしを!
 
あいこう泌尿器科・内科クリニック院長
愛甲 巌氏
日本泌尿器科学会 認定泌尿器科専門医
40歳以上の女性に多いという尿失禁や頻尿の悩み。今回は「過活動膀胱」について聞きました。

 ■過活動膀胱とは?
 膀胱が自分の意思に反して収縮してしまうために、日常生活に不便を感じるほどの頻尿や尿失禁がある状態を言います。具体的には、突然トイレに行きたくなり我慢が難しい状態になる「尿意切迫感」、トイレまで我慢できず漏らしてしまう「切迫性尿失禁」、日常生活に支障が出るほどトイレの回数が多くなる「頻尿」、夜中に1回以上トイレに起きる「夜間頻尿」などが挙げられます。

 ■どんな検査が行われますか?
 まずは排尿日記などで排尿の回数・量を確認します。その後、症状などについて詳しく話をお聞きし、検尿や超音波検査、尿流量測定などの検査を行い、残尿や膀胱の様子を観察します。女性の方が泌尿器科を受診されるときは、検査について心配される場合も多いようです。排尿のトラブルに関する検査は、着衣のまま受けることができ、身体的な負担もほとんどないので、どうぞ安心して受診してください。

 ■症状は改善できますか?
 自分でできる骨盤底筋体操や膀胱訓練、排尿日記などの「行動療法」に加え、薬を使って膀胱の過剰な収縮を防ぐ「薬物療法」などによって、かなり改善することができます。過活動膀胱は「40歳以上の8人に1人は見られる」と言われるほど多い疾患です。人知れず悩んでいる方は、症状が改善すれば、より生き生きとした生活を送ることができます。ぜひ、お気軽に専門医にご相談ください。



 
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