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歯科治療最前線 口腔ケア 〜その1〜

2008/1/19掲載
 
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生涯を通じて大切な口腔ケア
 
新地ハロー歯科診療所院長
長 也寸志氏
口腔機能を維持する口腔ケアというと、「高齢者に必要なもの」と誤って認識し、「自分には関係ない」と考えている人も多いのではないでしょうか。生涯にわたって大切な口腔ケアについて聞きました。

 ■口腔ケアとは、基本的にどのようなことでしょうか?
 口腔機能には、主に3つの重要な機能があります。食べた物を飲み込む「摂食嚥下(せっしょくえんげ)」、「会話」、そして「呼吸」です。この3つを、赤ちゃんのころから適切に成長・発育させ、青年期には安定、中年期には維持させ、高齢期には機能の低下を極力予防するという口腔ケアが必要になってきます。

 ■3つとも、人間が生きていく上ではとても大切な機能ですね。
 年齢に関係なく、いつまでもおいしい物を食べ、社会性を持ちながら友人や家族と会話をして、自立した暮らしをしたいというのは、だれもが願うことです。口腔機能は、その人その人の自立や自己実現にも関わってきます。虫歯の治療やインプラントももちろん大切ですが、3つの口腔機能をいかに正しく保っていくかが、とても重要なんですよ。

 ■年齢によって、もう遅すぎるということはありませんか?
 自分に合った正しい歯磨きを毎日するのと、知らずに続けるのとでは、1年後、2年後に大きな違いが出てくるように、大人でも決して遅すぎるということはありません。同時に、年代や性別によっても、口腔機能のチェックポイントは異なってきます。まずは、口腔機能の徹底的な検査をもとにした診断が必要です。不明な点があれば、気軽にご相談ください。次回は、幼年期の口腔ケアについてお話します。



 
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