くまにち メディカルインタビュー
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美容皮膚最前線 ACR療法

2008/1/12掲載
 
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自分の血小板を利用した治療で若々しい肌へ
 
熊本アールスキンケアクリニック総院長
三原 栄作氏
医学博士
新しい注入法、「ACR療法」が注目されています。薬品ではなく自分の体内の成分を利用するため、副作用の心配がほとんどないそうです。

 ■最近話題になっているACR療法について教えて下さい。
 ACR療法(自己多血小板血漿注入療法)は、自分の血小板を利用した医療です。血小板の中には成長因子となる成分があり、血管や組織が壊れた際に細胞の表面に直接くっつき刺激を与え、細胞を活性化させる働きをします。ACR療法では、自分の血小板をシワ・たるみなどが気になる部分に直接注入し、生体に本来備わっているこの働きを利用して皮下のコラーゲンや毛細血管を増やして組織を再生させるのです。自分の血小板を使用するので、薬剤のような副作用やアレルギーの心配がほとんどありません。目の周りのちりめんジワや、今までは手術でしか対応できなかった目の下のたるみなどに適しています。またシワの深いほうれい線には、RF(高周波)照射、またはヒアルロン酸注入を同時に行うとより相乗効果があります。

 ■治療の流れを教えて下さい。
 まず16t程度の採血を行い、その血液を分離し、より濃度の高い血小板を含んだ血漿を抽出します。その後、注入部位に麻酔薬を塗り、血小板を注入します。施術時間は、カウンセリングから施術後の休憩時間を含め、1時間程度です。

 ■効果はすぐに実感できますか。
 細胞が活性化されるまでの時間が必要なので、すぐには効果は表れません。治療後2週間〜2カ月をかけ徐々に自然なハリが出て、シワやたるみが改善されていきます。ゆっくりとした変化なので見た目の違和感はありません。個人差はありますが、肌のハリは比較的に長期間保つことができます。治療当日からメーク、シャワー、運動も可能です。



 
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