くまにち メディカルインタビュー
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形成外科最前線 形成外科と美容外科

2007/12/22掲載
 
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なりたい自分をイメージして治療を
 
いはら形成外科クリニック 院長
猪原英二氏
形成外科と美容外科─。その違いがよく分からない、という声を聞きます。実際にはどんな治療が行われているのか、うかがいました。

 ■形成外科と美容外科の違いは?
 形成外科は主に機能回復と生活の質の向上を目的とする専門外科で、大別して2つの専門領域があります。1つが先天的または後天的(けがや疾病治療後)な組織の異常、変形、欠損などを治療する「再建外科」で、やけどやあざ、血管腫、包茎、わきが、陥入爪(かんにゅうそう)、顔面や手足その他の先天異常などが対象となります。もう1つが疾病ではありませんが、“より美しく、若く”など、生活の満足度の向上を目指す「美容外科」です。病的な疾患は通常、健康保険の対象ですが、本人の希望による美容目的のものは基本的に自費治療になります。

 ■アンチエイジング目的で美容外科に関心を持つ人も多いそうですが。
 シミやたるみがある、肌の張りが失われた─など、皮膚自体の老化に起因する悩みが多いですね。でも、いきなり外科的治療を行うのではなく、内服療法、外用療法、医療機器による治療など段階に応じた治療法があり、最終的な手段が手術になります。肌の衰えは加齢以外に紫外線、ビタミン不足、間違ったダイエット、体質など原因はさまざまで、その人に応じた治療が必要になります。ともすると、結果だけに目がいきがちですが、1回の治療で済むが数日間は日常生活に支障が出るケース、数回に分けて行い直後も化粧できる治療など、メリットとデメリットも確認しておきたいですね。漠然と「若くきれいに」ではなく、どうしたいかを具体的にイメージして専門医に相談されるとよいでしょう。



 
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