くまにち メディカルインタビュー
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美容整形最前線 ACR(自己多血小板血漿)皮膚再生療法

2007/12/15掲載
 
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自分の細胞を蘇らせる、最新の若返り治療
 
共立美容外科熊本院長
山田 雅明氏
美容外科の治療の一つとして注目されているACR皮膚再生療法。自分の血液を利用するため、副作用やアレルギーの心配が少ない治療法なのだそうです。

 ■肌老化は何歳から始まりますか。
 25歳くらいからですね。細胞レベルでの老化ですが、新陳代謝が低下するため、ダメージを修復できなくなり肌のキメが粗くなります。そのため肌老化に関するご相談は、20代の方からも結構多いんですよ。さらに30代、40代と年を重ねると肌老化は進行し、シワやたるみなどとして表れてきます。ですがこの年代の方ですと、手術までは…と言われる場合が多いのです。

 ■では、どのような治療をするのでしょうか。
 最近希望者が増えているのが、「ACR皮膚再生療法」です。薬品ではなく、自己血液に含まれる血小板を注入するため、アレルギーや副作用の心配が少ない最新の若返り治療です。

 ■なぜ、血小板を注入すると若返るのですか。
 血小板には、傷を治す働き(創傷治癒)をする成長因子が含まれていて、少なくなった細胞を増やしたり、活性化する作用があります。その原理を応用し、「シワ」「たるみ」「毛穴の開き」「ニキビ跡」など、老化した皮膚細胞を再生して肌全体の若返りを促進します。

 ■治療の流れを教えて下さい。
 まずはご本人の血液を8〜16t程度採取し、遠心分離器にかけて成長因子をたっぷり含んだ血小板を抽出します。それを気になる部分に注射器で注入します。注入後、2週間から2カ月をかけて徐々にコラーゲンが増えていきます。細胞レベルからの治療ですから、自然なみずみずしい肌が期待できますよ。また、持続性を高めるため、治療後にビタミンCイオン導入なども有効です。



 
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