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産科・婦人科最前線 不妊症治療

2007/12/1掲載
 
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心と体にやさしい「自然周期採卵法」
 
ソフィアレディースクリニック水道町
岩政 仁氏
熊本大学医学部大学院博士課程卒
日本産科婦人科学会専門医
日本生殖医学会生殖医療指導医
近年、体外受精にかかわる治療法で生まれた赤ちゃんが増えているといいます。体外受精の採卵法の中でも注目されている「自然周期採卵法」について聞きました。

 ■まず、体外受精について教えてください。
 体外受精は、難治性不妊症(一般の不妊症治療において妊娠の見込みが少ない)と判断された方を対象に行うもので、卵巣から卵子を体外へ取り出し、精子と受精させ、さらに数日間培養した受精卵を再び体内に移植する、という治療法です。

 ■最近注目されている「自然周期採卵法」とは?
 体外受精を行う場合、まずは質の良い卵子を採ることが、妊娠成立のための大切な要因となります。現状ではさまざまな卵巣刺激法が行われていますが、お尋ねの「自然周期採卵法」は、薬剤の使用を極力減らし、女性が持つ自然な排卵の力を利用して、適切な時期に卵細胞を採取するという方法です。注射を数多く利用する方法と比べて、患者さんの体への負担や通院回数も少なく、採取できる卵の質も良いことから、“患者さんの心と体にやさしい採卵法”ということで最近注目されています。近年、赤ちゃんの70人に1人は体外受精にかかわる治療で生まれていると言われており、その数はますます増加すると思われます。より体にやさしく、その人に合った卵巣刺激が望まれているといえますね。詳しくは専門医にご相談ください。 ■不妊症治療教室 12月16日(日)午後1時から開催。参加費無料。 詳細は【電話】096(322)2996へ



 
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