くまにち メディカルインタビュー
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頭痛治療最前線 慢性頭痛

2007/10/13掲載
 
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適切な治療で生活の不安を軽減
 
桜木頭痛クリニック 院長
後藤 俊臣氏
多くの人が悩まされている不快な頭痛。つい自己判断で薬に頼ったりしがちですが、まずは「頭痛は病気」との認識を持つことが大事だといいます。頭痛の種類やその治療法などについて聞きました。

 ■頭痛にはいろんな種類があるそうですね。
 頭痛は、機能的な原因で痛みが繰り返し起こる「慢性頭痛」、脳や体の病気が原因の「二次性頭痛」の2つに分けられます。その中で、多くの方が悩まされている慢性頭痛には、緊張型頭痛、片頭痛、薬物乱用頭痛、群発頭痛などがあります。緊張型頭痛は男女を問わず起こります。更年期以降の女性で目立ち、原因はストレスや疲労、筋肉の張りなど。頭を締め付けるような痛みがあり、頭痛の始まりと終わりがはっきりしません。片頭痛は幅広い世代で女性に多く、30〜40代の方が特にきつく感じるようです。原因は元々の体質や月経との関連、温熱、寝過ぎ、緊張状態からの解放など。脈を打つような痛みがあり、始まりと終わりがはっきりしています。群発頭痛は20〜30代の男性に多く、原因は特定されていませんが、痛みを抑える方法や予防療法はあります。

 ■頭痛で注意することは。
 それまで経験がないほどの激しい頭痛や、経験したことのない痛みは、くも膜下出血や脳腫瘍などの心配もあります。また、頭痛への恐れから市販薬を常用し、さらに頭痛の頻度が増す薬物乱用頭痛もあります。医師が処方する薬は痛くなってから飲んでも効果があり、乱用防止になります。自分の頭痛のタイプを知り、上手に付き合うことで仕事や日常生活への不安も減らせます。頭痛は病気と認識し、医師にご相談ください。



 
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