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歯科最前線 インプラント

2007/9/8掲載
 
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歯槽骨を守る即時インプラント治療
 
川口歯科医院 院長
川口 孝氏
天然の歯と同じくらい、しっかり噛めるようになるというインプラント治療。ずれたり、周囲の歯を削る必要がないため、虫歯治療や審美の面からも注目されています。インプラント治療について聞きました。

 ■インプラントの治療期間が短くなったそうですね。
 従来は完成までに3〜6カ月は必要でしたが、インプラント体とシステムの革新により、1カ月半〜3カ月で完成できるようになりました。条件が合えば、その日のうちに仮歯までつくることも可能です。

 ■痛みや腫れが心配ですが。
 歯肉を切らない手術の場合、局所麻酔をしますので術中の痛みはほとんどありません。術後の痛みや腫れも気にならず、傷の治りも早いですね。

 ■抜けかけた歯を抜歯すると同時にインプラントにする方法もあるそうですね。
 はい。それを即時インプラント法と言います。1回の手術で2つの治療を行いますので、何度も手術を受けなくて済みます。患者さん自身が精神的に楽で、術後の痛みも少ないという方がほとんどです。治療期間が短いため、忙しい方にもお勧めです。またこの方法では、ハイドロキシアパタイトという人工骨で表面加工したインプラント体を用います。これは骨との一体化が早いため、骨密度の低い方や、歯周病リスクの高い喫煙者に適しています。

 ■治療のほどこしようのない歯は、計画的に抜いた方が良いのですね。
 抜歯後に放置しておくと、その部分の歯槽骨はやせ細っていきます。そのため、インプラントをする直前まで、歯は残しておく方がメリットが大きいのです。抜歯をするのと同時に、もしくはできるだけ早い段階でインプラントをすることで大切な骨を守ることができます。



 
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