くまにち メディカルインタビュー
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内科最前線 育毛治療

2007/7/14掲載
 
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カプサイシンとイソフラボンによる育毛
 
名古屋市立大学大学院 医学研究科教授 杉上病院非常勤医師
岡嶋研二氏
「髪の毛がうすくなった…」そんな悩みを抱えるのは、中高年だけでなく若い方や女性にも多いようです。育毛治療について伺いました。

 ■老若男女問わず、薄毛での相談が増えているそうですね。
 薄毛に悩まされているのは中高年の方というイメージが強く持たれていますが、最近では若い方や女性、さらには思春期の子どもにも見られるようになっています。さまざまな原因が考えられますが、やはりストレスが大きく関係しているといえます。また、髪の毛が薄くなったことで、それが気になりさらにストレスになる…という悪循環を繰り返してしまうことも多いですね。

 ■人と会うことがおっくうになってしまうのでは?
 そうですね。仕事で不特定多数の人と会う機会の多い方などが、他人の視線を気にされて仕事に集中できなかったり、自信をなくして恋愛に積極的になれなかったりします。ひどいケースだと、対人恐怖症などの精神疾患になることもあります。

 ■どうしたら良いですか。
 外用薬や内服薬の研究開発が進んできました。医薬品ではありませんが、唐辛子に含まれるカプサイシンと大豆に含まれるイソフラボンを同時に摂取することで、毛根の中のIGF‐1を増加させるという実験も行われています。髪の毛のもととなる毛母細胞は、IGF‐1によって分裂・増殖が盛んになります。

 ■唐辛子や大豆を食べると、薄毛や抜け毛の予防になるわけですね。
 はい。食事からも摂取できますが、かなりの量を摂らないといけません。サプリメントなら手軽に一定の量が摂取できます。ただ、刺激が強いため、医師のアドバイスを参考にした方が良いでしょう。



 
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