くまにち メディカルインタビュー
   HOME > がん治療科 インタビュー一覧> がん治療科 最前線
 
乳腺外科最前線 乳がん検診

2007/6/2掲載
 
MENU
美容整形
美容皮膚
ダイエット
内科
心療内科
歯科
皮膚科
婦人科
肛門科
がん治療科
小児科
眼科
整形外科
耳鼻咽喉科
神経内科
泌尿器科
放射線科
循環器内科
医療福祉
消化器外科
形成外科
味覚障害
免疫治療
血管外科
精神科
届けたいピンクリボンのメッセージ
 
みわクリニック院長
秋月美和氏
日本外科学会認定専門医
マンモグラフィ検診読影部門認定講師
東京タワーのライトアップからメジャーリーガーの協力まで、ピンクリボンをシンボルにした乳がんの早期発見、早期治療が世界的に訴えられています。早期発見に欠かせない、検診の重要性について聞きました。

 ■乳がん検診の呼びかけを、最近よく耳にしますね。
 政府からも検診受診率の向上が指針として出されています。しかし、熊本県内の検診率は10%以下の状態です。欧米では80%以上の人がマンモグラフィ検診を受けており、乳がんの早期発見とともに死亡率は年々下降しています。

 ■検査や手術には抵抗があるとの声も聞きますが。
 男性の医師や技師に乳房を触れられることに抵抗があり、検診をしり込みする女性が意外と多いことに驚かされました。乳がん治療は日々進歩しており、早期発見できれば、決して怖い病気ではありません。検査は、視触診にマンモグラフィやエコー(乳腺超音波検査)を組み合わせることで、より精度が上がってきました。手術法も以前と比べ、腋窩(えきか)リンパ節を全て切除していた腋窩郭清を省略したり、乳房温存術、再建など、患者さんの生活の質の向上に配慮するようになってきました。納得できるまで医師と相談されることが大切でしょう。

 ■自分で注意できることは?
 入浴の際など、鏡で見て乳房の状態に異常がないか、手で触れてしこりがないかなど、定期的なチェックを習慣づけるとよいですね。本人が一番早く変化に気づくことができます。検診は市町村によっては補助が出ますし、気になる場合は早急に専門医を受診してください。



 
無断転載は禁じます。
掲載の記事、写真等の著作権は熊本日日新聞社または、各情報提供者にあります。
Copyright Kumamoto Nichinichi Shimbun
  (c) 熊本日日新聞社 〒860-8506 熊本市中央区世安1-5-1
くまにち.com トップページへ