くまにち メディカルインタビュー
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産科・婦人科最前線 不妊症治療

2007/4/21掲載
 
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検査への不安は専門医に相談を
 
ソフィアレディースクリニック水道町
岩政 仁氏
熊本大学医学部大学院博士課程卒
日本産科婦人科学会専門医
日本生殖医学会生殖医療指導医
日々進歩している不妊症治療。今回は不妊症検査のひとつ「卵管機能検査」について詳しく聞きました。

 ■卵管造影は痛いというイメージを持っている人もいるようですが?
 不妊症の原因の35%を占める卵管機能検査は、とても大事なものです。卵管造影にはレントゲンを使うケースと超音波下で行うケースがあります。いずれも、造影剤が卵管を通るのを観察して確かめる検査です。レントゲン造影は、以前は器具も大きく痛みが強かったのですが、現在ではかなり改善されています。また、超音波下卵管造影は近年開発されたもので、痛みが少ないのが特徴です。それぞれの検査の特性を生かし、患者さんの状態で使い分けられていますが、卵管の狭窄(きょうさく)や閉鎖がなければ、検査中の痛みはそれほど強くないと思います。喜ばしいことに、卵管造影の後、妊娠の可能性が高まるという副効用も報告されているんですよ。過剰な不安や痛みを抑えるために、鎮痛剤や麻酔を使用することもできるので、担当の先生にきちんとご相談ください。

 ■検査への不安など、先生に相談しても構わないのですね。
 もちろんです。卵管造影だけでなく、検査には必ず目的があります。相談していただき、患者さん自身が検査や治療の必要性とその副作用をきちんと理解されることで、不安のほとんどは解消されるでしょう。せっかく病院に来ていただくのですから、疑問はその場で解決してくださいね。詳しくは専門医にお尋ねください。 ■不妊治療教室 4月22日午後1時から。5月以降は第3日曜午後1時から開催予定。参加無料。※詳細は【電話】096(322)2996へ



 
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