くまにち メディカルインタビュー
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内科最前線 胃袋ダイエット

2007/2/3掲載
 
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胃袋を本来の姿に戻すことで体重減
 
三角クリニック院長
三角 泰爾氏
お正月に食べ過ぎて…と正月太りが気になる時期ではないでしょうか。ついつい食べ過ぎてしまうけど、どうしても我慢できないというのは皆さん経験があると思います。なぜ食欲に歯止めが利かなくなるのでしょうか。

 ■食欲をセーブできないのはなぜでしょうか。
 太っていると胃袋が通常の状態より大きく、そのためにたくさんの量を食べなければ満足できないのです。胃袋は非常に伸びやすいので、食べ過ぎて胃袋が伸び、伸びたことでさらに食べたくなるといった悪循環に陥ってしまいます。

 ■どうすれば痩せることができますか。
 胃袋を本来の姿に戻すことです。そのためには食事の量を減らします。方法としては、すべての食事をいつも通りに盛り、ご飯やおかずなど1品1品を2〜3割ずつ残します。これだけです。カロリー計算もいりませんし、ケーキなど甘いものを食べても構いません。しかし、2〜3割残すことだけはお忘れなく。

 ■でも、今までの量を少しずつ残すのはきついのでは?
 最初の2週間は多少きついですが、その後は案外スムーズにいきます。胃袋が元に戻ると自分に合った量が分かるようになり、正しい食欲が身に付きます。我慢できない場合には、空腹感を和らげるお薬を処方します。それに、血液検査で三大栄養素の代謝に必要なビタミンやミネラルをチェックすることで的確な栄養指導ができます。栄養のバランスがとれていないと、代謝も悪くなりますし、体が満足せず余分に食べたくなるのも事実です。そのほか、針治療や漢方を取り入れたり、脂肪代謝を促進させる冷えとりや腸の排泄機能を促進させる腸内洗浄、部分的に脂肪を溶かす脂肪融解注射などを併用すると相乗効果もあります。



 
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