くまにち メディカルインタビュー
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美容整形最前線 脂肪吸引術

2006/10/14掲載
 
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脂肪細胞数を減らし、リバウンドしにくい体質に
 
共立美容外科熊本院長
山田 雅明氏
 二段腹、垂れ下がったお尻、たくましい太もも、たるんだ二の腕など、体形の悩みは尽きないものです。そして食事制限や運動療法などのダイエットには何度も挑戦したが、その度に挫折したという人も少なくないはず。医療として、脂肪細胞自体を除去する脂肪吸引術について聞きました。

 ■ダイエットに成功してもリバウンドをするのはなぜでしょうか。
 無理な食事ダイエットをすると体が飢餓状態になり、本能的に次の食事で栄養を蓄えようとします。そのため、食欲が増し、食べたものも脂肪になりやすいのです。  そもそも肥満というのは脂肪細胞数が増えることではなく、脂肪細胞自体が大きくなる現象なのです。成人の場合では脂肪細胞数が一定になることから、ダイエットして脂肪一つひとつが小さくなり体重が減少しても、脂肪細胞の数は減少しません。そのため少しの油断でリバウンドしてしまいます。一方、脂肪吸引術は脂肪細胞数を減らす手術なので、脂肪を採取した部位の脂肪細胞は再び増えることはなく、リバウンドもその分しにくいといってよいでしょう。

 ■脂肪吸引術の方法は。
 先端に複数の穴が開いた、直径2〜4mmの吸引管(カニューレ)を脂肪層内に挿入し、その吸引力で穴に脂肪組織が入り込みます。さらにカニューレを前後運動することで穴のエッジに力が加わり、脂肪が切り取られ、吸引されるのです。カニューレからは、生理用食塩水、血管収縮剤、麻酔薬を注入しながら行いますので、体への負担は少なくてすみます。また、摩擦でダメージを受けやすい挿入口には傷跡保護器具を使用し、神経や血管を傷つけないよう保護しながら施術しますので、傷跡は1〜2カ月でほとんど気にならなくなります。仕事は、軽い作業でしたら翌日からでも可能です。



 
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