くまにち メディカルインタビュー
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内科・循環器内科編

2017/6/2掲載
 
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予防医療としても注目の、新しい取り組み メディカル・フィットネスで健康な体づくりを
 
大和クリニック 院長
山本 浩一朗氏
「メディカル・フィットネス」をご存じですか。医療法人のみが行うことができる事業の一環で、病状の改善と病気の予防に重点を置いた取り組みのことです。利用条件や詳しい内容について話を聞きました。

 ■メディカル・フィットネスとは。
 運動を通じて病気の治療と病気になりにくい体づくりを行う取り組みです。厚労省が医療法人にのみ許可している事業で、主に高血圧症、糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病の方を対象としています。

 ■普通のフィットネスジムとは、どこが違うのでしょうか。
 メディカル・フィットネスでは医師や理学療法士、健康運動指導士、管理栄養士といった専門知識のあるスタッフが運動プログラムを作成したり、経過を見守ったりすることで、疾病のある方でも無理なく安全に運動を行うことができます。また、医療機関内に併設されているため、万が一、何かあったときでも、すぐに医療スタッフが対応できます。

 ■病気の人しか利用できませんか。
 いいえ。病状の改善も目的の一つですが、予防医療という観点から、生活習慣病が気になる方や運動不足を感じている方など、健康が気になる方ならどなたでも利用できる施設がほとんどです。病気の方から体づくりが目的の方まで幅広く対応できる機器のほか、運動しながらテレビやインターネットが見られたり、アプリで運動量の管理ができたりと、長く運動を続けられる工夫がされた機器を取り入れている施設もあります。基本的な身体機能の多くは30歳以降、年に2%ずつ低下していきます。しかし運動を行うことで、1年間あたり0・5%と機能の低下を遅らせることができます。健康なうちから運動の習慣を身に付け、病気の予防に取り組んでほしいですね。



 
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