くまにち メディカルインタビュー
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美容皮膚科編

2017/5/12掲載
 
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多汗の悩み 保険適応で治療できるケースも
 
駕町 太田皮ふ科 院長
太田 浩平氏
皮膚科学会認定皮膚科専門医。
1964年生まれ。筑波大学卒。九州大学皮膚科入局。九州大学大学院を経て、新日鉄八幡病院皮膚科部長。99年に父の診療所(保田窪)を継承。2002年に日赤通りに移転。
むだ毛も汗かきも、できれば他人には知られたくないもの。露出が増えるこれからの季節、人前でも自信を持っていられる自分でいたいですね。それぞれの治療について聞きました。

 ■薄着の季節になり、むだ毛が気になる人も多いと思います。
 自己処理は毎回時間が取られて面倒なだけでなく、かえって肌を傷めてしまうこともあります。最近は若い人だけでなく、長く自己処理してきたという40〜50歳代のご相談も増えています。治療にはアレキサンドライトレーザーを用います。レーザーの放射熱で毛幹や毛根、その他の組織のメラニンに直接ダメージを与えるものです。スポット口径が大きいレーザーの場合、照射範囲が広いので1回の所要時間も短く、忙しい方にもおすすめです。

 ■何回くらいの通院が必要ですか。
 毛根が生え替わる周期はだいたい1カ月半程度ですので、それに合わせて治療を行います。脇なら4〜6回、ひざ下なら4回程度照射する必要があります。

 ■汗が多くて悩む人も多いのでは。
 原因となる病気もないのに、ワキなどに多量の汗をかくのが多汗症ですが、決して特別な症状ではありません。

 ■ボトックス注射で汗を抑える治療があると聞きました。
 ボトックスは天然のタンパク質を成分とする薬で、汗をかくエクリン腺の働きを抑制します。注射にかかる時間は5〜10分程度。1回の注射で汗を抑える効果が数カ月間持続します。汗が原因で日常生活や仕事にまで支障を来しているようであれば、医療機関を一度受診してみることをお勧めします。重度の症状であれば、保険適用になります。詳しくは専門医にお尋ねください。



 
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