くまにち メディカルインタビュー
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美容皮膚科編

2017/3/17掲載
 
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むだ毛が気になるこれからの季節 肌質に合った脱毛で早めの対策を
 
駕町 太田皮ふ科 院長
太田 浩平氏
皮膚科学会認定皮膚科専門医。
1964年生まれ。筑波大学卒。九州大学皮膚科入局。九州大学大学院を経て、新日鉄八幡病院皮膚科部長。99年に父の診療所(保田窪)を継承。2002年に日赤通りに移転。
暖かくなり、薄着の季節が近づいてくると、むだ毛が気になる人も多いでしょう。短時間の施術で済むいろいろな脱毛法について聞きました。

 ■夏までにむだ毛を処理するには、いつごろから脱毛を始めたらよいでしょうか。
 毛には、成長期、退行期、休止期という周期があり、施術もそのサイクルに合わせて行います。個人差はありますが、約1カ月半に1回を目安にレーザーを照射するとして、4〜5回の施術が必要です。夏に間に合わせるには、できるだけ早く始めるほうがよいでしょう。

 ■脱毛にもいろいろあるそうですね。
 レーザーは、黒いものに反応するという性質があるため、毛根部分の組織を破壊し、毛を生えにくくする作用があります。他の皮膚組織にはほとんどダメージを与えないので、自己処理と比べても肌に優しい脱毛法といえるでしょう。ロングパルスYAGレーザーは波長が長く、レーザー光線が深部に達するという特性があります。毛根が深いヒゲやデリケートゾーンのほか、肌の色が黒い方や色素沈着のある方にも対応できます。アレキサンドライトレーザーだと、メラニン色素を多く含む毛に光エネルギーが吸収されて熱に変わり、その熱で毛の組織を破壊することが可能です。レーザー照射直前に冷たい溶剤を吹き付けるため、熱さや痛みもほとんど感じません。施術にかかる時間も、例えば両脇なら約5分と短時間で済みます。

 ■脱毛する上での注意点を教えてください。
 安全な施術のためには、肌質に合った医療機器を選ぶことが大切です。脱毛トラブルに人知れずお悩みの方は一度、専門医を受診することをお勧めします。



 
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