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歯科編

2017/2/10掲載
 
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治療痕が目立たない虫歯治療で笑顔に自信を 前歯や奥歯も天然歯と同じ色調に
 
中原歯科クリニック 歯科医師
中原 亜由美氏
笑ったときに、銀歯の詰め物が見えてしまうかもしれないと心配する人も多いのではないでしょうか。しかし今は、天然歯の色と変わらない色調で治療することができます。治療法について詳しく聞きました。

 ■前歯や奥歯の虫歯の治療痕が気になるという人がいらっしゃいます。
 虫歯の治療というと、強度の点からも今までは金属クラウン(冠)とインレー(小さな詰め物)を施すのが一般的でした。しかし今は、プラスチックとセラミックを使用した「ハイブリッドセラミック」を用いて治療することができます。患者さん一人一人の歯の色に合わせて調整ができるので、この治療を希望される人が多いんですよ。銀歯のように治療痕も目立たず、天然歯と同じような白い歯を取り戻せます。

 ■詰め物を入れ替える場合、どのような治療の手順になりますか。
 まず、レントゲンを撮り、虫歯が進行していないかなど、歯の状態を検査します。次に金属のインレーやクラウンを取り外し、治療している部分をきれいに清掃して型取りをします。入れ替えは、院外の技工所で詰め物を作る場合は1週間ほど期間が必要です。しかし、院内に技工士がいれば、最短中1日で出来上がります。次回来院された際に、詰め物を入れ込み、噛(か)み合わせを調整して治療が完了します。

 ■詰め物の入れ替えは、一度に何本も可能ですか。
 はい、可能です。ほとんどの場合、麻酔をしますので、患者さんの体力的な負担を軽減するためにも、例えば奥歯の詰め物を入れ替えるときは「今回は右下、次回は左下」というふうに、ブロックごとに行うことが多いですね。例えば、前歯を治療するケースでは、歯と歯の隙間を埋めたり、前突感を緩和させたり、歯並びを整えたりすることもできます。見た目の印象が変わるだけでなく、清潔感も増します。女性だけでなく、仕事で好印象を与えられるなどの理由で、若い男性が治療に取り組まれるケースも多いです。

 ■入れ替えをした後は、どのようなメンテナンスが必要ですか。
 ハイブリッドセラミックといっても、半永久的に現状を保てるわけではありません。歯磨きの状況によっては再度虫歯になったりすることもあるため、個人差はあっても5〜10年に一度、入れ替えされることをお勧めします。入れ替えの期間を延ばすためには、4カ月に一度くらいのメンテナンスが有効です。治療歯だけでなく、口腔内のより良い環境を維持するためにも、定期的なメンテナンスを習慣にしましょう。さらに、約1時間で黄色い歯の色を白くすることができる「ホワイトニング」もあります。家庭でできるホームホワイトニングも含め、詳しくはかかりつけ医にご相談ください。



 
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