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歯科編

2016/11/25掲載
 
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歯科医院での治療後のケアこそ大切 定期的なメンテナンスで歯の健康維持を
 
パール歯科・矯正歯科クリニック 理事長/総院長
前田 明浩氏
歯の治療は、歯科医院での処置が終了したらからといって終わりではなく、その後のケアが重要といいます。その理由と具体的なケアの方法などについて専門医に聞きました。

 ■歯の治療をした後に大切になってくることを教えてください。
 小児歯科の場合は「虫歯のない永久歯列をつくる」こと。また大人では、一連の治療終了後に「新たな虫歯をつくらない」「歯周病を再発・発生させない」「これ以上、(インプラントも含めて)歯の数を減らさない」ことです。患者さんは痛みなどを感じて来院されますが、治療が終了したら「歯科医院へ行くのはもう終わり」と思ってしまう方も多いようです。しかし、本当のスタートは歯科医院での治療を終えてから。健康なお口の状態を、できるだけ長く維持することが一番大切です。そのことを、治療前に歯科医からきちんと聞いて理解されてください。

 ■歯の健康を維持するために必要なことは。
 まずは、治療終了後も歯科医院で定期的にメンテナンスを受けることが重要です。通院の頻度は、月に1度だったり、3、4カ月に一度だったりとそれぞれの状況によってさまざまです。また上手な歯磨きの習得やフロスの併用など、生活習慣の見直しもしましょう。新しい虫歯ができたり、歯周病が再発したりしたときの苦痛や治療費を考えれば、負担は少ないと思います。そのほか、できるだけアイデアルプラン(理想的なプラン)に近い治療を選択することも大事です。経済的な理由でインプラント治療などを選択するのが難しい場合もありますが、歯が減少するのをできるだけ先延ばしするために、患者さんと歯科医が一緒に努力していくことが大切です。



 
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