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産婦人科編

2016/11/4掲載
 
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時間の経過による体の変化も原因に 2人目不妊は、ためらわずに相談を
 
ソフィアレディースクリニック水道町
岩政 仁氏
熊本大学医学部大学院博士課程卒
日本産科婦人科学会専門医
日本生殖医学会生殖医療指導医
「1人目の子どもは妊娠できたのに、2人目がなかなか授からない」という人がいます。今回は「2人目不妊」について聞きました。

 ■2人目不妊とは。
 1人目は授かったのに2人目がなかなか授からないというケースを「2人目不妊(続発性不妊)」といいます。最近、2人目ができにくい方が増えているようです。

 ■その原因はどんなことが考えられますか。
 女性の体は日々変化しています。例えば、1人目の時には支障がなかった卵管や卵巣の機能などが変化して、2人目の妊娠を望んだ時に妊娠しにくい体になっている場合があります。また、帝王切開での分娩の場合は、やはり手術による癒着などが起こっていることも考えられますし、流産から不妊を起こすケースもあります。一度妊娠していることを考えれば、子宮の形の異常など先天性の問題はあまり疑われません。つまり、体の変化によって起こる原因から突き止めていくことになります。

 ■受診のタイミングは。
 1人目の時から不妊治療をされている方は、次もできにくいかもしれないという覚悟があり、治療にも積極的なものです。しかし、今までまったく不妊症に気付かず過ごしてきた方は、治療が遅れてしまうケースが多く見られます。男性の生殖機能が年齢とともに衰える場合などもあり、不妊治療は年齢が進むと難しくなります。1人目がすんなりできたからといって、1年以上も授からないなら、ためらわず専門医に相談されることをお勧めします。 ■不妊治療教室 11月27日(日)13時から開催。参加費無料。詳細は電話096(322)2996へ。



 
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