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歯科編

2016/8/19掲載
 
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金具不使用で目立たない「プレート矯正」 装着時の違和感なく、取り外しも可能
 
熊本駅前矯正歯科クリニック 院長
上村 裕希氏
目立たない歯の矯正治療法の一つとして注目を集めている「プレート矯正」。透明のマウスピースを装着するため、治療していることを周囲に気付かれにくいなどのメリットがあるそうです。専門医に詳しく聞きました。

 ■見た目や装着感を気にして、矯正をためらう人も多いそうですね。
 歯並びが気になるものの、金属の装置を付けるのに抵抗があるという方は大勢いらっしゃいます。そんな方にお勧めなのが、透明のマウスピースを使った「プレート矯正」です。ブラケットなどの矯正装置を一切使用しないため、目立たず、金属アレルギーの心配や装着時の違和感もほとんどありません。また、自分で取り外すことができるので、「吹奏楽部で演奏をするときだけ外したい」という学生の方や、人前で話す機会の多い職業の方にも好評です。

 ■治療の流れは。
 患者さんから取った歯型を基にマウスピースを作成し、治療計画に基づいて段階ごとにマウスピースを交換。少しずつ歯を動かしていきます。治療は、患者さんが理想とする歯並びの完成形をシミュレーションで決めてから始めます。治療の経過を見て、マウスピースを調整し直すこともありますが、治療期間は10カ月〜2年ほどです。

 ■注意点はありますか。
 自分でマウスピースを装着するので、装着時間が短いと良い治療結果が得られないこともあります。理想の装着時間は1日22時間ですが、食事以外でも外す場合を考慮すれば、最低でも17〜18時間以上は装着していただきたいですね。また、歯の状態から判断して、他の治療法を組み合わせる場合もあります。いずれの治療法も一人一人に最適な治療プランを考えることが大切です。まずは矯正専門医に相談してください。



 
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