くまにち メディカルインタビュー
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歯科編

2016/7/8掲載
 
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デジタル診断の技術、精度が向上 虫歯の詰め物の当日治療が可能に
 
関歯科医院 院長
関 光輝氏
最近はデジタル診断の技術が進み、虫歯などの詰め物の当日治療が可能になったそうです。専門医に詳しく聞きました。

 ■歯科の分野でも、デジタルの重要性が増しているそうですね。
 ここ数年、デジタル技術を駆使した治療法を取り入れる歯科医院が増えています。精度が高い最新の歯科用CTを使うと、顎の骨の状態や神経の走行などを3D画像で立体的に見ることができ、インプラントの埋入位置を的確にシミュレーションできるようになりました。患者さん一人一人の治療ガイドに沿ってインプラントを埋入するため、手術のリスクも軽減できます。

 ■デジタル技術を使うと、虫歯の当日治療ができるとか。
 CADを使った新しい治療法です。型を取らずに、3Dカメラで口腔(こうくう)内をスキャンし、歯の形態をコンピューターに取り込みます。そのデータを基に歯の詰め物を設計、製作します。歯の詰め物が取れたら、以前は歯型を取り、数日後に次の治療という場合がほとんどでしたが、この技術を使えばその日のうちに治療ができます。

 ■即日治療ができるのは、銀歯のような詰め物ですか。
 いいえ。天然の歯に近い、白い詰め物が可能です。銀歯と違って治療痕が目立たない上、今まで金属アレルギーで詰め物ができなかった人にも喜ばれています。また、コンピューターで読み取るため、詰め物と削った歯の間に隙間ができることもほぼありません。不具合が生じにくく耐久性も高まります。

 ■自由診療ですか。
 使う素材で違ってきますが、保険適用で治療できる白い詰め物もあります。詳しくは専門医にご相談ください。



 
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