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歯科編

2016/6/24掲載
 
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矯正の装置調整と併せて行う歯磨きチェック 正しいブラッシングの習慣付けが大切
 
熊本駅前矯正歯科クリニック 院長
上村 裕希氏
歯の矯正治療を開始すると、装置周辺の磨き残しから虫歯になるリスクが高まるそう。そのため、調整時の歯磨きチェックが重要とされています。歯科矯正とブラッシングの大切さについて専門医に聞きました。

 ■矯正治療の調整時には、どんなことをするのですか。
 矯正装置を着けた状態で生活していただき、問題がなかったか確認します。支障なく過ごせたという人がほとんどですが、不具合がある場合は装置を調整します。また、この際に必ず行うのが歯磨きチェックです。まず、装置を着けたまま染め出し液を使い、磨き残しがないか確認します。磨けていない部分があれば、正しい磨き方を指導します。その後、装置を外し、メンテナンスをし、きれいになった状態で装置を戻します。

 ■矯正治療では、なぜ歯磨きチェックが重要なのですか。
 歯に装置を着ける矯正治療の場合、通常のブラッシングでは細かいところが磨けていないということがあります。せっかく歯並びを整えても、治療をしたことで虫歯になっては、元も子もありません。矯正治療ではおおよそ1カ月に1回、調整のために来院していただきます。その時に、一人一人の歯の状態に合わせて、ブラッシング法を指導します。小さなお子さまの場合は、親御さんに仕上げ磨きの方法や歯ブラシの選び方などもアドバイスします。

 ■正しいブラッシング法を習得し、習慣化できるよい機会になりますね。
 そうですね。定期的な歯磨きチェックと磨き方の指導をすることで、歯に関心を持っていただけます。それは、矯正治療の最終的な目標の一つでもあります。歯磨きチェックが調整時の治療に組み込まれているかなど、総合的な治療計画を確認されると安心ですね。



 
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