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歯科編

2016/6/17掲載
 
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手術当日に固定式の仮歯を装着 異和感ない噛み心地の「即日固定式インプラント」
 
パール歯科・矯正歯科クリニック 理事長/総院長
前田 明浩氏
インプラント治療を望んでいても、「治療に時間をかけられない」とためらっている人もいらっしゃるのではないでしょうか。手術当日に仮歯の装着まで完了できる治療法について聞きました。

 ■インプラントは「治療期間が長い」というイメージがあります。
 最近は技術の進歩によってさまざまな治療法が選択できるようになりました。「近日中に大切な用事があり、その日までにしっかりした歯を入れたい」という方や「治療に時間をかけたくない」という方などに適した「即日固定式インプラント」(自由診療)という治療法があります。手術当日の午前中に抜歯やインプラント(人工歯根)埋入、歯の型取りを行い、夕方に仮歯を装着します。手術をしたその日に固定式の仮歯が入るので、自分の歯のような異和感のない噛(か)み心地で食事ができるのが大きな特長です。ただ、しばらくは「固いものを食べない」「激しい運動をしない」などの注意が必要です。それから、半年以内にさらに美しく丈夫な歯(セラミック製本歯)への交換を行い、治療は完了します。インプラントを長持ちさせるためにも、術後は定期的なメンテナンスが必要になります。術後の経過にもよりますが、メンテナンスは3カ月〜半年に1回のペースが目安です。

 ■痛みへの不安がある方には、どのような対処法がありますか。
 手術では静脈内鎮静法という麻酔法を用います。麻酔専門歯科医師(日本歯科麻酔学会認定医)が点滴から鎮静剤を投与すると、眠った状態、もしくはリラックスした状態になりますので、恐怖心や不安感が強い方でも安心して治療を受けられます。自分が納得いく治療を受けられるよう、まずは専門医にご相談ください。



 
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