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歯科編

2016/5/6掲載
 
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鎮静法を用いたインプラント治療が登場 手術に対する不安を軽減
 
パール歯科・矯正歯科クリニック 理事長/総院長
前田 明浩氏
インプラント手術の痛みや精神的不安を軽減するため、眠ったような状態で手術が受けられる治療法があるそうです。その治療法の特長などについて、専門医に聞きました。

 ■近年、インプラント治療が増えてきていますね。
 歯を失った患者様に対しては、ブリッジや入れ歯だけではなく、人工歯根を埋め込むインプラントを用いた治療法が行われています。自分の歯のようにしっかりかむことができ、口元の見た目も天然歯と変わらないので、近年インプラント治療を希望される方は増えています。しかし、外科手術を伴うので、不安を抱かれ、治療に踏み切れない方も少なくないようです。そのような患者さんのために、精神的負担を軽減する鎮静法というものがあります。

 ■その鎮静法とは。
 鎮静法は、笑気ガスの吸入と少量の鎮静剤の投与を併用して行います。眠ったような状態になるので、痛みや不安を感じることなくリラックスして治療を受けられます。また、高齢者や基礎疾患をお持ちの方でも、この鎮静法を用いることで脈拍や血圧の上昇を抑え、緊張しない状態で手術を受けられます。

 ■鎮静法を用いた手術時間はどれくらいですか。
 実際の手術は30分から1時間程度で、鎮静剤の効き目などによって差はありますが、1時間半ほどで全てが終了します。術後2、3日は激しい運動や飲酒などは控えなければいけませんが、手術後も普段通りの生活ができます。インプラント治療に不安や抵抗を感じている方は、自分に適した納得できる治療を受けられるよう、専門医にご相談ください。鎮静法を含めインプラント治療は保険適用外の自由診療です。



 
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