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歯科編

2016/5/6掲載
 
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インプラントの安全・審美性が向上 重要視されるデジタル診断の技術
 
関歯科医院 院長
関 光輝氏
義歯を装着する煩わしさがなく、健康な歯と同じように生活できるインプラント。進化するデジタル技術を使った治療法について聞きました。

 ■歯科の分野でも、デジタル技術の重要性が増しているそうですね。
 ここ数年、インプラントの治療においては、デジタル診断の技術が重要視されるようになりました。というのも、従来の平面的なレントゲン画像では的確な診断が難しく、埋め込んだインプラントによって神経を傷つけてしまったり、断裂させてしまうという例が報告されていました。しかし今は、治療法も進展し、精度の高い歯科用CTを使うと、顎の骨の状態や神経の走行などを3D画像で立体的に見ることができます。

 ■CT診断でリスクが軽減できるということですね。
 そうです。さらに進化した歯科分野のデジタル診断では、CTで得られた情報を基に、インプラントの埋入位置も的確にシミュレーションできるようになりました。患者さん一人一人の治療ガイドに沿ってインプラントを埋入するため、手術のリスクも軽減できます。

 ■ガイドに沿って手術するとなると時間も短縮できますね。
 ピンポイントでインプラントを埋入するので、手術時間は大幅に短くなり、患者さんの体力的な負担も軽減されます。また、デジタル診断に基づき理想的な位置にインプラントを入れることができるため、治療後の見た目の美しさも高まります。メンテナンスも簡単になり、生活の質を高めることにもつながります。今までインプラント治療はできないと諦めていた方も、治療が可能になるかもしれません。自由診療になりますが、一生使う自分の歯です。納得できる治療法を選び、快適な日常を手に入れましょう。



 
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