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歯科編

2016/3/18掲載
 
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日々進化する歯科矯正技術 マウスピースで目立たない治療を
 
熊本パール総合歯科クリニック 副院長
前田 貴代江氏
歯並びの矯正治療技術が進歩し、周囲に気付かれにくいマウスピースでの矯正ができるようになっています。具体的な特長や治療の流れなどについて聞きました。

 ■目立たない矯正がありますね。
 矯正というと、歯の前面に矯正器具を取り付けるイメージがあるかもしれません。しかし最近は、薄くて透明なマウスピースを用いた、目立たない歯科矯正が登場しています。食事や歯磨きの時間以外はマウスピースを装着し、徐々に歯並びを改善していきます。加えて、コンピューター技術の進歩によって、より精密なマウスピースを製作できるようになりました。歯の表面に矯正器具を取り付けないので、食べやすく、話しやすいという特長があります。春休みなどを利用して、治療を始める人も多いようです。

 ■具体的な治療の流れについて教えてください。
 まずはCTで撮影した歯の画像から、最も効率的な歯の動かし方をコンピューターでシミュレーションし、マウスピースを作成します。治療開始後は約2週間に1回、歯の動きに合わせながらマウスピースを交換していきます。交換用のマウスピースも受け取れるので、通院は月1回で大丈夫です。歯列の状態によって個人差はありますが、半年〜3年ほどで矯正が終了します。

 ■矯正というと費用がかかるイメージがありますが。
 マウスピースの精度によって異なりますが、認定医しか作成できない高精度マウスピースによる治療でも80万円前後です。この金額は、金属ワイヤーを使った従来の矯正とほとんど変わりません。歯並びを直したいと考えている人は、まずは専門医にご相談ください。



 
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