くまにち メディカルインタビュー
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耳鼻いんこう科編

2016/2/26掲載
 
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熊本の花粉飛散量は昨年の2倍以上 「付けない」「入れない」対策を
 
田崎橋耳鼻咽喉科会長 熊本東耳鼻咽喉科理事長
宮村健一郎氏
医学博士
花粉症の季節が到来しました。既に発症している人にとってはつらい日が続きます。花粉症の治療法と家庭でできる対策を、専門医に聞きました。

 ■今年の花粉の飛散量はどのくらいになりそうですか。
 全国的には例年並みと予測されていますが、熊本では昨年の2倍以上になるといわれています。昨年は、ここ10年ほどで一番少ない飛散量だったため症状が現れず、治ったと思っていた人もいらっしゃるかもしれません。しかし今季は、再び症状が出る人も多いでしょう。

 ■花粉症の治療法は。
 この時季の治療は、内服薬、点鼻薬、点眼薬などを併用して症状を抑える方法しかありません。受験生など、これから大事な時期を迎えるという人には、眠気があまり出ない内服薬などもあります。種類も豊富なので、専門医に相談されることをお勧めします。

 ■近年、新しい治療法も出てきているそうですね。
 現在、スギ花粉症の根本的治療に期待が寄せられている「舌下免疫療法」があります。1日1回、舌の裏に薬を滴下するだけの簡単な治療です。ただ、最低2年は継続する必要がある上、花粉が飛散しない6月〜12月に治療を始めるのがよいとされています。したがって、花粉の飛散量が増える今の時季には向きません。鼻の粘膜にレーザーを照射し、アレルギー反応を抑える「レーザー治療」も同様に、花粉が飛散する時季は避けたほうがよいでしょう。まずは薬で症状を抑え、家庭での花粉症対策を心掛けてください。

 ■家庭でできる対策や気を付けることは何ですか。
 「花粉を体に付けない」「花粉を鼻や目に入れない」ことが大切です。外出する際は、マスクやつばのある帽子、メガネを着用し、服装は毛糸のセーターなどは避け、レザーやナイロン製など花粉が付着しにくい素材を選ぶとよいでしょう。外出先から帰宅したら、玄関の外で服を軽くはたき、衣服に付いた花粉を取り払います。これは花粉症を発症している本人だけでなく、家族全員で取り組まないと意味がありません。家に入ったら必ず手洗い、うがいを行ってください。雨が降った後の晴天の日は、特に飛散量が多くなるといわれています。この季節は毎日、花粉症情報を確認し、飛散が多い時間帯はできるだけ外出を控えるようにしましょう。そのほか、窓を開けっ放しにせず、こまめに掃除したり、布団や洗濯物は部屋干しにしたりするなど、花粉を家に取り込まない工夫も必要です。



 
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