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歯科編

2016/2/19掲載
 
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矯正治療で将来的な生活の質 向上へ 審美性に加え機能面の改善にも期待
 
熊本駅前矯正歯科クリニック 院長
上村 裕希氏
「歯の矯正治療を始めたいけれど、痛みや費用、通院の回数、治療期間、治療方法など、心配なことがたくさんある」と思っていらっしゃる方も多いことでしょう。専門医に詳しく聞きました。

 ■「矯正治療は痛い」というイメージを持っている人も多いと聞きます。
 確かに、そう思っている人もいらっしゃいます。初めて装置を着けたときに違和感があったり、物をかんだときに少し痛みを感じたりすることがあるようです。しかし、この痛みは人それぞれで、中には全く感じないという人もいらっしゃいます。痛みがあったとしても、2〜3日で慣れますし、徐々に感じなくなる人がほとんどです。

 ■費用面の心配から治療に踏み切れない人もいますね。
 矯正治療は自費治療になるので、虫歯など一般の歯科治療に比べると費用が掛かります。しかし、分割払いなどで、1カ月分の支払いを軽減できますし、症状によっては保険が適用されるケースもあります。詳しくは、各専門機関のホームページなどを参考に検討されるとよいでしょう。歯並びやかみ合わせの不具合は、見た目はもちろん、そのままにしておくと、「顎が少ししか開かない」「食べ物がかみ切れない」「頭痛がする」などの原因になり、日常生活に支障を来すことがあります。こうした不具合に対しても、矯正治療を進めることによって、さまざまな機能の改善が期待できます。一生使う自分の歯です。不具合をそのままにして生活するのか、少し費用は掛かりますが治療を始めるのか、しっかり考えてほしいと思います。

 ■治療回数や通院期間など、時間的な負担感から治療を始められない人もいるとか。
 治療期間は、患者さん一人一人の症状によって異なりますが、今は表から装置を着ける矯正や、裏側に装置を着ける見えない矯正、患者さん自身が透明のプレートを取り外しできる矯正など、いろんな治療法があります。これらの治療法をそれぞれの症状に合わせて組み合わせることで、患者さんの体力的な負担を少なくし、治療期間を短くする診療提案も可能です。

 ■まずは、矯正治療の不安を解消することが大切ですね。
 そうですね。矯正治療は、将来にわたってより良い生活の質の向上を目指すものです。相談していただいたらすぐに治療開始ということではなく、症状によっては「もう少し期間を置いてから治療をスタートしたほうがよい」というケースもあります。「歯並びが気になる」「いつかは治療したい」と思っている人はまず、矯正専門医に相談してみてください。



 
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