くまにち メディカルインタビュー
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皮膚科編

2015/12/11掲載
 
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ヒアルロン酸やボトックス注入など メスを使わない治療で悩みを改善
 
駕町 太田皮ふ科 院長
太田 浩平氏
皮膚科学会認定皮膚科専門医。
1964年生まれ。筑波大学卒。九州大学皮膚科入局。九州大学大学院を経て、新日鉄八幡病院皮膚科部長。99年に父の診療所(保田窪)を継承。2002年に日赤通りに移転。
年末年始は、同窓会やパーティーなど華やかな場に出かけることが多くなる季節です。メスを使わずに、気になるシワやほうれい線を目立たなくする治療法について詳しく聞きました。

 ■ボトックスやヒアルロン酸注入など、メスを使わない治療が増えているそうですね。
 ヒアルロン酸はほうれい線や目尻のシワに、ボトックスは表情ジワなどの治療に用いられています。昨年、厚生労働省の認可を受けた薬剤が発売され、自費による美容治療として使用できるようになりました。

 ■それぞれの治療の特徴について教えてください。
 ヒアルロン酸は体内で自然に作られる成分ですが、年齢を重ねることで減少します。皮膚の直下にヒアルロン酸を注入することで、加齢によりできた深いシワやほうれい線などを目立たなくすることができます。注入して2〜3日はふくらみが気になる場合がありますが、1週間ほどで目立たなくなります。注入量や部位によっても異なりますが、効果は6カ月から1年程度持続し、その後体内に吸収されます。一方、ボトックスはボツリヌス菌が産出するタンパク質が、筋肉の活動を抑制する作用を利用したもので、眉間のシワなど表情ジワを改善します。注射して2〜3日後から効果が出始め、約半年間持続します。共に、外科手術を伴わないので、治療後すぐに普段通りの生活ができます。

 ■治療を受ける際の注意点はありますか。
 メリットやデメリットなどを医師に確認し、納得した上で治療を受けられることをお勧めします。詳しくは、医師にご相談ください。



 
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