くまにち メディカルインタビュー
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歯科編

2015/11/27掲載
 
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日々進化するインプラント技術 過去に治療できなかった人も可能に!
 
パール歯科・矯正歯科クリニック 理事長/総院長
前田 明浩氏
高齢だったり、歯茎が痩せてしまったりして、インプラント治療が無理と判断された人でも可能な治療法が開発されているそうです。具体的な方法や治療の流れについて専門医に聞きました。

 ■過去の診断から、インプラント治療を諦めている人もいるとか。
 インプラント治療では基本的に、インプラントを埋入するための顎の骨が必要です。歯周病や長期の入れ歯使用によって土台となる顎の骨が痩せてしまうと、インプラント治療が難しくなります。しかし近年は技術が進化しており、今まで治療が難しいと判断された人でも治療できるケースが増えてきています。

 ■具体的にどんな治療をするのですか。
 歯が1本もない人でも片顎4〜6本のインプラントで全ての歯を支えることができる「オール・オン・フォー」や、頬骨を利用してインプラントを埋入する「ザイゴマ」という治療法が普及しています。自費診療にはなりますが、1日で固定式の歯が入り、当日もしくは翌日から噛(か)むことができるので、仕事などで忙しい人や同窓会などのイベントを間近に控えている人にお勧めです。手術後は半年ほど調整をして、口内環境を整えていきます。

 ■術後のトラブルなど、インプラントが不安という声も聞きます。
 知人の話を聞いたりして、インプラント治療にマイナスイメージを持っている人も少なくないようです。まずは専門医にご相談ください。できれば、セカンドオピニオンや無料相談なども活用し、しっかりした技術と豊富な経験に加え、口腔内全体の現状や今後考えられるさまざまな変化を予測しながら治療できる「総合力」を持った医院を訪ねられることをお勧めします。



 
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