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産科・婦人科編

2015/11/20掲載
 
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新しくなったインフルエンザワクチン 妊婦への接種の影響と時期について
 
うしじまクリニック
牛島 英隆氏
産科・婦人科うしじまクリニック院長
医学博士
今シーズンから、インフルエンザワクチンのタイプが新しくなりました。3種類のウイルスに効果のある3価ワクチン(A型2種・B型1種)から、4価ワクチンになったそうです。詳しく聞きました。

 ■新しくなったインフルエンザワクチンについて教えてください。
 2015年〜2016年のインフルエンザワクチンは、B型が1種追加された4価ワクチン(A型2種とB型2種)となります。ワクチンを接種する時期は、今の11月がちょうどよく、遅くとも12月までには受けるようにしておきましょう。ワクチンの接種から約2週間たつと、インフルエンザに対抗できるほどの十分な抗体量が産生され、およそ5カ月ほど持続するからです。

 ■妊婦への影響は。
 妊婦さんがインフルエンザにかかると、重症化しやすいことが分かっています。以前は、ワクチンが接種できるのは妊娠14週以降といわれていましたが、現在では妊娠のどの時期でも特に問題ないとされています。妊娠後期の接種であれば、生まれてきた赤ちゃんのインフルエンザ感染予防にも貢献することが明らかになりました。防腐剤による母体や赤ちゃんへの副作用は現段階では認められませんが、できれば入っていないタイプをお勧めしています。

 ■感染しないためには。
 ワクチンは、インフルエンザに感染しても重症化しない程度の予防と考えてください。普段から、うがいと、流水と石けんによる丁寧な手洗いを心がけましょう。できるだけマスクをし、家族間でもタオルは別々に使ってください。外出や人混みも極力避け、感染症状が見られる人には近づかないようにしてください。もちろん、睡眠と栄養をしっかりとることが一番大切ですよ。



 
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