くまにち メディカルインタビュー
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美容皮膚科編

2015/8/7掲載
 
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夏でも治療可能なシミ・肝斑 手術不要のレーザーで改善
 
ワイズスキンケアクリニック 院長
泉 依子氏
夏場のレジャーなどで長時間紫外線を浴びたお肌は、想像以上にダメージを受け、シミや肝斑、たるみなどの原因になるそうです。そこで、シミやたるみの治療法について、詳しく話を聞きました。

 ■シミはなぜできるのですか。
 紫外線を浴びると肌表皮の一番下にある色素細胞・メラノサイトがメラニンを産生し、沈着することでシミになります。治療法としては、メラニン色素を除去するため、真皮層までエネルギーを浸透させるRF(高周波)とIPL(光エネルギー)を組み合わせて照射します。数回の施術が必要ですが、顔全体の小さなシミやそばかすにも効果的です。また、女性ホルモンの乱れによってできる薄茶色のシミ(肝斑)には、別の専用レーザーを用います。日焼け止めを塗るなどの紫外線対策をしていただくと、夏場でも治療が可能です。

 ■たるみも気になります。
 肌の潤いやハリを保つために必要なのがコラーゲンやエラスチン、保湿の働きをするのがヒアルロン酸です。これらが紫外線の影響で減少すると、たるみになります。治療法は、RFとレーザー光を同時に照射します。真皮層に軽いヤケドを起こしてコラーゲンやエラスチンの産生を高める方法で、顔全体がキュッと引き上げられます。治療法は他にもあります。従来だと外科的手術が必要だった皮膚の深い層・筋膜まで届くHIFU(高密度焦点式超音波)も登場しました。真皮層でのコラーゲン生成を高めながら、同時に筋膜層を刺激してリフトアップを促すことが可能です。効果の持続は半年〜1年。顔全体のたるみのほか、首から頬にかけてのたるみにも効果的です。シミ、肝斑、たるみは同時並行して治療できますので、詳しくは専門医にご相談ください。



 
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