くまにち メディカルインタビュー
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美容外科編

2015/7/24掲載
 
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自己判断せず、まずはカウンセリングを 「ワキガ・多汗症」「脂肪吸引」の治療
 
共立美容外科熊本院長
山田 雅明氏
夏本番ですね。露出が増えると「脂肪吸引」や「ワキガ・多汗症」に関する相談が多くなるそう。今回は、それぞれの原因や主な治療法について専門医に話を聞きました。

 ■脂肪吸引の施術方法について教えてください。
 代表的な治療法として、カニューレという吸引管を挿入し、脂肪を除去する方法があります。管の直径が2〜3oと細く、傷痕保護器具を使うので、術後、挿入部分はほぼ分かりません。そのほか、外部から専用機器で脂肪細胞のみを冷凍、破壊する方法や、薬液で脂肪を溶かして体外へ排出する方法もあります。いずれも施術部位を選べるので部分痩せが可能です。

 ■脇からの汗やニオイの原因は。
 ワキガや多汗症の原因は、脇の汗腺から出る汗にあります。汗自体は無臭なのですが、ワキガの場合、汗が菌によって分解される際に、あの独特のニオイが発生します。多汗症は汗の分泌異常で起こります。

 ■治療はどのように。
 長期間の効果を求める場合は、電磁波を使った治療を行います。電磁波エネルギーを脇に照射することで汗腺を破壊し、汗が出ないようにします。所要時間は両脇で約60分。汗腺が機能しなくなるので効果は半永久的です。一時的に発汗を抑える、ボトックス注射もあります。こちらの治療時間は両脇で10分ほど、効果持続期間は約半年です。患者さんの中には、治療するほどではないけれども、気になって医療機関へ相談に訪れる方もいらっしゃいます。また、切開することが不安で長年悩んでいるケースもあるようです。今は切らない治療も増えてきていますし、適切な治療を行うためにも自己判断せず、まずは専門医にご相談ください。



 
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