くまにち メディカルインタビュー
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歯科編

2015/7/10掲載
 
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ニーズ高まるインプラント治療 3D画像で的確な診断が可能に
 
関歯科医院 院長
関 光輝氏
義歯を装着する煩わしさがなく、健康な歯と同じように生活できるインプラント。治療について専門医に聞きました。

 ■インプラント治療のニーズが高まっていると聞きます。
 ここ数年は、50〜60代を中心に希望される方が増えています。自分の歯と同じように食事を楽しめるほか、取り外しの煩わしさもなく生活できるところが喜ばれているようです。一方で、インプラント治療によるトラブルや失敗があるのも事実です。例えば、下顎の中央に走っている神経を、インプラントによって傷つけたり、断裂させてしまったりという失敗例も報告されています。

 ■誤診によるリスクもあるということですか。
 今は治療法も日々進歩し、最新の歯科用CTでは、顎の骨の状態や神経の走行などを3D画像で立体的に見ることができます。これによって、治療に入る前の診断も正確にできるようになり、リスクをほぼ回避できるようになりました。

 ■的確な診断が行われると、治療もスムーズですね。
 治療のシミュレーションがパソコン画面でできることで、患者さんにより具体的に説明できます。インプラント治療ではまず、インプラントを埋め込む受け皿となる骨の幅や高さを検査・診断します。3D画像診断を行うことで、神経の位置を確認しながら、インプラントの長さや角度なども、細かく調整することができます。スピーディーで的確に診断できるのはもちろん、シミュレーションができることで、治療後のトラブルが予想でき、治療時間も短くなり、患者さんの体力的な負担が最小限で済みます。一生使う自分の歯です。治療を始めるときは納得できるまで説明を受けましょう。



 
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